プレゼントを渡す習慣はいつから始まったのか？

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母の日や父の日、結婚・出産、昇進、進学などのお祝い…誰かの特別な日のために、プレゼントを渡すシーンはたくさんあります。特に私たちの一番身近なプレゼントといえば、誕生日プレゼントではないでしょうか。



ところで、誕生日プレゼントを渡す習慣は、そんなに歴史が古くないことをご存じですか？多くの人が誕生日プレゼントを渡すようになったのは、昭和25年以降になってからだと言われています。



日本では、昔、生まれた日を誕生日とする習慣がなかったため、年齢の数え方は「数え歳」にならって行っていました。数え歳は、生まれた日から1歳と数え、それ以降は元旦を迎えるごとに歳を重ねていく数え方です。



そのため、0歳の時期はなく、1歳の期間も生まれたタイミングにより長かったり短かったりします。特に、12月に生まれた子どもは1ヶ月にも満たない時期に2歳となっていました。数え歳にならうと、家族全員の誕生日は元旦になるため、昔からお正月は家族そろって祝うのが習慣だったようです。



１人ひとりの誕生日が生まれた日に定められるようになったのは、明治35年からです。この年の法律で、年齢を満年齢として数えるようになりました。しかし、あまり市民には広まらず、再度昭和25年に年齢のとなえ方に関する法律ができたことで知られるようになりました。



ここでやっと、市民には１人ひとりに誕生日があるという概念が浸透し、お正月に家族まとめて行っていたお祝いもそれぞれの誕生日に行うこととなっていくのです。

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